2015第1学期『現代文読解』第5講夏目漱石「永日商品」ストーリーOUTLINE&漢字解答&記述解答例

【ストーリーOUTLINE】 亡き妻の三回忌も近いのに、日々の暮らしで精一杯な大刀老人は、墓をたててやることもできないことを気にするが、かといって薄給の息子を当てにすることもできず、とうとう先祖伝来の懸物を売ることを決心 […]

2015第1学期先取り学習『センター現代文』第6講鷲田清一「身ぶりの消失」要約&漢字解答&復習問題

【要約】 木造の民家を改修せずに高齢者用のグループホームとして使う施設では、人体の運動に合わせた抽象的な空間にあるのとは異なり、からだの動きが、空間との関係で、ということは同じくそこにいる他のひとびととの関係で、ある形に […]

2015第1学期『センター現代文』第5講丸山圭三郎「言葉と無意識」要約&漢字解答&復習問題

【要約】 貨幣と言葉は、両者共に〈価値〉の基盤と言えるが、言葉の方はそう言われても必ずしもピンとこない。なぜなら言葉は貨幣のような直接的な効用を持たないからであるが、言葉がなければ価値判断といった思考ができない点で、やは […]

2015第1学期『青木邦容の基礎→標準現代文』第4講中西新太郎「文化的支配に抵抗する」要約&復習問題

【要約】 テレビによって生み出された大衆文化は、「お互いに無視しあう自由」を楯に、「言論・表現の自由」という理念で自らを正当化しながら情報を一方的に流すことを行ってきた。本来は弱者が強者に抵抗するときに使用する「戦術」で […]

2015第1学期『現代文読解』第4講高橋由典「社会学講義」要約&漢字解答&記述解答例&復習問題

【要約】 社会学における人間の行動の見方には二つの方法があり、一つはM・ウェーバーの方法論に代表される見方だが、これによると人間の行動は、行為と呼ばれる、主体の意思決定の所産となる。もう一つはE・デュルケームの方法に代表 […]

2015第1学期『現代文基本マスター』第3講河合隼雄「こころの処方箋」要約&復習問題

【要約】 日本人は自分の心の中にあるヴィジョンを過小評価する傾向が強すぎるように思われる。細かい事実の発明や発見、というよりは改良に心を奪われるあまり、心の中に描くヴィジョンの価値を自覚していない場合が多いのだ。我々は時 […]

2015第1学期『現代文読解』第3講小林秀雄「読書の工夫」要約&漢字解答&記述解答例&復習問題&文学史(オマケ)

【要約】 自分を忘れ、小説中の人物となり、小説中の生活を自らやっているように錯覚する楽しみに身をゆだねることは、小説中の一番普通の魅力であり、かつ根本の魅力である。したがって普通の読者はこの魅力以上の魅力を小説から求めよ […]

2015第1学期『現代文基本マスター』第2講広中俊雄「法と裁判」要約&漢字解答&記述解答例&復習問題

【要約】 裁判では、客観的な事実の発見と、客観的な存在である法の適用によって、「客観性のある結論」を導き出すことが、裁判官に期待されているが、現実には、裁判官も人間である故に「自分自身以外の眼でみることはできない」ことが […]

2015第1学期先取り学習『青木邦容の基礎→標準現代文』第3講芦原義信「街並みの美学」要約&記述解答例&復習問題

【要約】 西洋式ホテルと温泉観光ホテルとの対比から分かることは、日本人の「うち」というのは、空間領域的にとらえると「靴をぬいだ」空間のことを指し、西洋人のそれとは著しく空間意識の点で隔たりがあるということである。西洋人に […]

2015第1学期『青木邦容の基礎→標準現代文』第2講菅野道夫「ファジイ理論の目指すもの」要約&復習問題

【要約】 あいまいだからよい最たるものとしての言語の使用が、生きた人間の日々の証であり普遍的な契機だとすれば、人間の日常性はあいまいさによって支えられていることになる。人間の意識の対象世界が無限の奥行きと多様性を見せるの […]