2015第2学期『現代文基本マスター』〈本題〉3赤瀬川原平「色はいつどうやって生まれてくるのか」要約&記述解答例&復習問題

【要約】 ぼくは色が苦手である。色を塗れば塗るほど冴えない色になっていき、と同時に色のコンプレックスが増えていく。色を生み出す天才は羨ましいが、それは至極、運命的なものに思える。色を生み出すことが得意ということは、自然描 […]

2015第2学期『現代文読解』第2講増田正造「能の表現」記述解答抜けてました!!すみません<(_ _)>

【問4】 (私立風) 不変のプラスチックを抜き取ったせいで、自分が本当は老いたというおそれと悲しみに直面させられるから。 (国公立風) 自分の美が実はプラスチックに支えられていた虚像であり、本当は老いていたことを急に自覚 […]

2015第2学期『センター現代文』第3講栗原彬「かんけりの政治学」要約&漢字解答&復習問題

【要約】 子どもたちが隠れん坊をしないで「複数オニ」や「陣オニ」など変形した隠れん坊をすることには見過ごしがたい意味がある。それは子どもたちが、隠れた者、オニ、相互に役割を演じ遊ぶことによって自他を再生させつつ社会に復帰 […]

2015第2学期『現代文読解』第3講山崎正和「世界文明史の試み」要約&漢字解答&記述解答例&復習問題

【要約】 身体のあり方と運動の様式はほぼ同義で有り、その様式は19世紀、20世紀を通じて世界的に標準化されてきた。19世紀段階ではそれは主に生産労働の規格化を通じて行われたが、本来的に人間の身体運動は、そうした生産や実用 […]

2015第2学期『現代文基本マスター』〈本題〉2山折哲雄「花鳥諷詠 高浜虚子の『刀刃段々壊』」要約&復習問題

【要約】 最近、京都などの古寺を訪れる人々の流れが変わったと思うようになった。人々の流れは仏や菩薩の鎮座するはずの本堂を抜けて行ってしまう。しかし、堂を出て、自然を目にすると人々の流れは途端に停滞気味になる。仏や菩薩たち […]

2015第2学期『青木邦容の基礎→標準現代文』第3講木岡伸夫「風景の中の時/時の中の風景」要約&復習問題

【要約】 年をとるにつれ、なぜ時の経つのが早く感じられ、しかも年をとった今、そのことが昔ほどは気にならないのはなぜか。そうした問題を考える際に「時間」を主題化することは、時間は言挙げされない仕方でしか経験されないという性 […]

2015第2学期『現代文読解』第1講内山節「『学び』の時間と空間の再構成」記述解答集

(参考)「直接理由」とは?「間接理由」とは? たとえば「彼が学校を休んだ理由」を求められて、その答えが「風邪を引いたから」だったとします。 この「風邪を引いたから」が、学校を休んだ「直接理由」です。 もしそれで説明不足と […]

2015第1学期『青木邦容の基礎→標準現代文』第2講山崎正和「演技する精神」要約&復習問題

【要約】 人間の自由意志が働きうるのは、実はわれわれがまだ行動を開始していない段階に限られ、たとえ意志の結果、行動が始められたように見えても、そこに因果関係はない。なぜなら人間の自由意志と、現実に「やる気になる」ことの間 […]

2015第2学期『現代文読解』第2講増田正造「能の表現」要約&文学史解答&漢字解答&復習問題

【要約】 世阿弥は、花は散るからこそ美しいのだという視点に立ち、あるいはさらに積極的に散らすことによって花の新鮮さを際立たせ、花の新たな生命を持とうという考えに立つ。世阿弥の一世代先輩に当たる兼好は、うつろう無常の実相の […]

2015第2学期『現代文基本マスター』第1講加藤尚武「脳死・クローン・遺伝子治療」要約&復習問題

【要約】 人間が「神を演ずる」ということについて、それは許されるべきことではないという批判がなされる。しかしその批判の背後には、人工よりも自然が良いという一種の倫理学的自然主義の立場が横たわっている。たしかに自然の中には […]