2015第1学期『現代文読解』第6講佐々木健一「タイトルの魔力」要約&漢字解答&記述解答例&復習問題

【要約】

作品に残された名は、優れた質の印であり、その作品の作者の自負の証でもある。そこには作品の価値と名のいずれが先であるか、にわかに断定できない相関関係がある。たしかに「名」は好ましい意味と逆の意味の両義性を持つが、ある「実」が具体的なそれ自身の名を持てば、それは価値や権威を持つ「有名」なものとなる。その点で高度資本主義社会においては商品のネーミングが二つの重要な役割を持つ。それは名前の無い商品は無価値であると見なされることから、商品が名前を必要とする点とその名前の字義によって消費者の求めるイメージを付与する点である。ここには名前の本性が見られるが、またこれらは同時に名前が商品化する理由でもある。

【問1】

          ア自負 (イ不当 ロ富裕 ハ恐怖 ニ負担 ホ普及)

   イ依存 (イ依頼 ロ移動 ハ異論 ニ衣装 ホ安易)

     ウ近似 (イ表示 ロ辞表 ハ時季 ニ主治医 ホ相似)

     エ喚起 (イ転換 ロ喚問 ハ還元 ニ一貫性 ホ歓迎)

 

【問12 解答例】

個々の香水の価値を世の中に知らせ保証する効果を持つと共に、個々の名前の字義を介して消費者が求めるようなイメージを与える。

【別解】具体的な名前を付け対象を聖化し、価値があるかのように見せ、個々の名前の字義を介して消費者が求めるようなイメージを与える。 ㊟「聖化」という表現をそのまま使った人が多いと思うので、上記のような解答も用意してみたが、「聖化」は比喩表現なので本来は使用を避けるべき。

 

《復習問題1》

テキスト本文71~72行目「名前には、人であれ作品であれ商品であれ、名づけられた対象を聖化する力がある」とあるが、その説明として最も適当なものを次のイ~ホから一つ選べ(㊟解答は最下段。スクロールして確認すること)。

イ 名には、名づけられた対象の性質を説明し表現する効果がある、ということ。

ロ 名には、名づけられたた対象を神聖なものとして敬わせる効果がある、ということ。

ハ 名には、名づけられた対象を価値あるものとして保証する効果がある、ということ。

ニ 名には、名づけられた対象とは独立して、それ自体を商品化する効果がある、ということ。

ホ 名には、名づけられた対象に世の中が求めるイメージを付与する効果がある、ということ。

 

《復習問題2》

テキスト本文78~79行目傍線部(8)にある三つの香水の名前が消費者に与えるイメージとして、筆者はどのようなものを想定しているか。いずれにおいても適当では無いものを次のイ~ホから一つ選べ(㊟解答は最下段。スクロールして確認すること)。

イ 即物的なイメージ ロ 官能的なイメージ ハ 芸術的なイメージ ニ 貴族的なイメージ 

ホ 神秘的なイメージ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《解答1》 ハ

《解答2》 イ