2015第2学期『青木邦容の基礎→標準現代文』第3講木岡伸夫「風景の中の時/時の中の風景」要約&復習問題
【要約】 年をとるにつれ、なぜ時の経つのが早く感じられ、しかも年をとった今、そのことが昔ほどは気にならないのはなぜか。そうした問題を考える際に「時間」を主題化することは、時間は言挙げされない仕方でしか経験されないという性 […]
【要約】 年をとるにつれ、なぜ時の経つのが早く感じられ、しかも年をとった今、そのことが昔ほどは気にならないのはなぜか。そうした問題を考える際に「時間」を主題化することは、時間は言挙げされない仕方でしか経験されないという性 […]
(参考)「直接理由」とは?「間接理由」とは? たとえば「彼が学校を休んだ理由」を求められて、その答えが「風邪を引いたから」だったとします。 この「風邪を引いたから」が、学校を休んだ「直接理由」です。 もしそれで説明不足と […]
【要約】 人間の自由意志が働きうるのは、実はわれわれがまだ行動を開始していない段階に限られ、たとえ意志の結果、行動が始められたように見えても、そこに因果関係はない。なぜなら人間の自由意志と、現実に「やる気になる」ことの間 […]
【要約】 世阿弥は、花は散るからこそ美しいのだという視点に立ち、あるいはさらに積極的に散らすことによって花の新鮮さを際立たせ、花の新たな生命を持とうという考えに立つ。世阿弥の一世代先輩に当たる兼好は、うつろう無常の実相の […]
【要約】 人間が「神を演ずる」ということについて、それは許されるべきことではないという批判がなされる。しかしその批判の背後には、人工よりも自然が良いという一種の倫理学的自然主義の立場が横たわっている。たしかに自然の中には […]
【要約】 ブランド品はなぜ高いのか、その根拠を追究するうちに、自分のなかで「贅沢」という問題が浮上してきた。最初の関心は「経済的なもの」に近いところにあったが、それを超えて、贅沢そのものの起源と条件へと拡がっていった。し […]
【要約】 日本では、近代化を何よりも優先する特殊な状況下で、欧米以上に近代的価値至上主義の社会を作り上げた。そこにはヨーロッパの近代精神史に見られる、「科学的な知の恐怖」ともいうべきものが見受けられず、ただ科学的知性が絶 […]
【要約】 人類がそれなりに長い歴史を持っているために、自分が考えたことを既に考えた誰かが必ずといっていいほど存在する。しかし我々は過去の全てを知っている訳ではないので、自分ではオリジナルだと思ってリヴァイバルしてしまうこ […]
生徒さんからの《Q》 【復習問題3】本文中に「身を寄せる(寄せた)」という表現が何回か登場するが、筆者が考える対象に「身を寄せる」ことのできる条件は何か。本文中から適切な表現を10字以内で抜き出せ。 の問題で私は「主体性 […]
【要約】 芸術というものは、理論さえ学べば後は個性に従って創作すれば良いというものではなく、幼い時の根本的な体験を土台として、ある芸術作品を手本にとり、理論を学びながら最初の試みにとりかかるものである。その手本が何かとい […]