2015第2学期『現代文読解』第10講上田三四二「子規の尖端」要約&漢字解答&記述解答例&復習問題

【要約】 子規の言葉のなかで私のもっとも好きなものは「病牀六尺」に収められているが、この時の子規は余命、あと1ヶ月と少しだった。ここには「造化の秘密」を窮める予感を持ち始めた子規がいるが、その1年と3ヶ月前に作られた「お […]

2015第2学期『青木邦容の基礎→標準現代文』第10講鈴木博之「象徴と自然 庭園の近代」要約&復習問題

【要約】 わが国の庭園は、近代以前は石を立てることによって象徴性を獲得するような「象徴主義庭園」だったが、近代の和風庭園はそのような伝統的な文化を捨て去って行く。その結果、素直な広闊な庭園、のびやかな自然をすべて見たまま […]

2015第2学期『現代文基本マスター』〈本題〉7 中村雄二郎『正念場ー不易と流行のあいだで』要約&復習問題

【要約】 私の痛みに対する関心は、十年あまり前に家内が乳ガンで手術をした折りに麻酔への過信が時には深刻な後遺症をもたらしていることを知ったことがその契機だが、それにつけて現代社会では〈痛み〉の人間的な意味があまりにも等閑 […]

2015第2学期『センター現代文』第8講高橋巌「ヨーロッパの闇と光」要約&漢字解答&復習問題

【要約】 今日のわれわれの社会は、一般的にいって、思考型の人間を作ろうとしている傾向が見られる。したがってこのような現代の思考肥満症的徴候をもつ社会において、純粋な感覚の質的体験が無視されていくのは当然と言える。デカルト […]

2015第2学期『現代文読解』第9講日野啓三「東京の謎 眼に見えぬ濃密な感触」要約&漢字解答&記述解答例&復習問題

【要約】 東京の東京性は、その都市の情報の密度とそれがもたらす緊張度にある。その感触こそが現代であり、その凝集点が本当の現代都市である。そこでは情報が我々の感覚と意識下を刻々に直撃し、密かに通じ合い、意識の微細化と拡大を […]

2015第2学期『青木邦容の基礎→標準現代文』第8講重田園江「ナウシカとニヒリズム」要約&復習問題

【要約】 ニヒリズムは一般的には、世界の悲惨さに直面するが故に生を浪費する厭世主義的態度や刹那主義的快楽主義的態度のことだと考えられている。しかし、本当はニヒリズムは、無を認めることで生の意味を否定する態度ではなく、むし […]

2015第2学期『現代文基本マスター』〈本題〉6 山竹伸二『「本当の自分」の現象学』要約&復習問題

【要約】 人間が自己価値を求める欲望を有し、複数の分裂した欲望を抱えた存在である以上、自己了解によってある欲望に気付かされ、それが「本当の自分」の欲望であるかのように見えても、それに反する欲望に気付かされた途端、どちらが […]

2015第2学期『センター現代文』第7講小林秀雄「鐔」要約&漢字解答&復習問題

【要約】 応仁の乱を境にし、太刀が打刀、つまり凶器に変じると同時に、そしてその一部である鐔も変化した。その鐔は実用本位のものに変わりつつも、またそこに平常心や秩序、あるいは文化を捜さねばならぬ人心の動きが影響し、鐔は単な […]

2015第2学期『現代文読解』第8講木岡伸夫「風景の中の時/時の中の風景」要約&記述解答例&復習問題

【要約】 年をとるにつれ、なぜ時の経つのが早く感じられ、しかも年をとった今、そのことが昔ほどは気にならないのはなぜか。そうした問題を考える際に「時間」を主題化することは、時間は言挙げされない仕方でしか経験されないという性 […]

(システム不具合のため再投稿)2015第2学期『センター現代文』第1講佐々木敦「未知との遭遇」要約&漢字解答&復習問題

㊟一部のスマートフォン、PCで閲覧できないという原因不明な不具合が報告されましたので、再投稿します。 【要約】 人類がそれなりに長い歴史を持っているために、自分が考えたことを既に考えた誰かが必ずといっていいほど存在する。 […]