2014第1学期『青木邦容の現代文』第1講佐藤信夫「レトリックの記号論」復習問題

【復習問題1】次の文章は本文の『要約』である。テキストを参照しながら空欄に当てはまる言葉を以下の選択肢の中から選び、『要約』を完成させよ。㊟解答は最下段。

記号論における《コード》ということばは、もとは書く材料としての板を意味する《コーデックス》ということばをその起源とするが、やがて《コーデックス》は、文字、書かれたものを意味するようになり、そして書かれている内容、書物、書き物一般をも指すようになった。文字で書かれたものは立派に見えるということから、コーデックスの子孫である《コード》は、法律、規則という意味を持つようになったが、《コード》が単なる規則や法則と違うのは、それが( A )されておらず、また文化的な現象の法則性のようなものまで指す点である。ここで言う文化は、ある人間集団の共通した生き方、生活の仕方のことを指すが、そこにはその集団だけに通用する( B )のようなもの、つまり《コード》が生じる。その点で文化とはコード的な現象であると言える。人間が自覚、無自覚を問わず、文化を共有出来るのは、言語という《コード》のおかげである。

①抽象化 ②普遍化 ③明文化 ④認識 ⑤ルール ⑥非文化的 ⑦文化の概念 ⑧コード的現象 ⑨理解

⑩シンボル

【復習問題2】

①特許権は( X )な強い権利であるから、この権利が有効に活用されるには、あるものの特許を他が侵害した場合、その使用を強制的に有無を言わさず停止させることができる。

上記の( X )には、自分に関わるもの以外のものを退けるという意味の言葉が入る。どういう言葉を補えば良いか。テキスト本文、設問(選択肢含む)から抜き出せ。

②我々は、本質的には連続する世界を、言葉によって( Y )的に「分節」(分類)している。

上記の( Y )には、気ままで自分勝手なさま、論理的な必然性 がなく、思うままにふるまうさまという意味の言葉が入る。どういう言葉を補えば良いか。テキスト本文、設問(選択肢含む)から抜き出せ。

 

 

 

 

 

 

【解答】

【復習問題1】

A③

B⑤

【復習問題2】

①X 排他的

②Y 恣意