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2014第1学期『現代文読解』第2講山崎正和「日本文化と個人主義」復習問題&漢字解答

【問1】 ア野蛮 イ規定 ウ愉快 エ掲 オ折衝

【復習問題】 次の要約文を読んで、後の問に答えよ。㊟解答は最下段。

 □自らの生活様式だけが文化であり、それ以外は野蛮と考え、自らの生活様式を中外に施してもとらないとする文化観の古典的なかたちは近代以前から存在し、近代以後は、それは植民地への宣教や民族間の戦争を支える理論として使われた。この大国主義的文化観は、自らの文化を固有性を持ち、かつ普遍性を持つものとしているところに特徴があるが、これは明らかにその論理が矛盾している。これに対し、同じディレンマを逆の方向に解消しようとしたのが現代人類学の文化相対主義的な文化観だが、その根底にはあらゆる文化の特色を等し並みに認めるという考えがあり、これはこれで決定的な矛盾を含んでいる。というのも文化の自立性の根拠をどこに置くかが分からず、結局、文化の自立性を徹底的に純粋化し追究していけば、文化の自立性を認めるはずが、かえって文化の観念そのものを崩壊させてしまうことになるからである。つまり〈  X   〉わけである。とするならば、我々が文化の観念を認めるならば、どうしてもそれが一定の普遍性を目指すまとまりであり、他の文化に影響をあたえるような存在であることを、やはり認めなければならない。しかし、我々は、そうは考えつつも自文化の固有性の正当性を信じ、少なくとも他の文化からの影響を不愉快だとも感じている。その誰もが持つ自文化に対する素朴な感情は、無意識の拡張主義につながりやすい性質を持ち、自文化こそが正当であるが故に普遍性を持つという誇りに直結しているために、文化観のディレンマは深刻である。

 問1    傍線部「ディレンマ」を、以下の空欄に適切な表現を補う形で説明せよ。

 ここで言うディレンマとは、本当の文化は人類にとって本質的で( A )なものであるはずなので、そうした文化を持っていない国は、劣ったものであるという考えに潜む「( B )」のことである。なぜなら普遍的なものは全ての文化に存在するはずなので、そこに文化の「( C )」は存在しないはずであるからだ。

 問2    空欄Xに入る表現を次から選べ。

  1.個人の癖や生活習慣を文化と認めなければならないことになってしまう

 2. 文化の相対化は結局、文化の観念を否定することになってしまう

  3.文化の相対化が行き詰まり、結局は元の大国主義的文化観を認めてしまう

  4.文化を人工的で恣意的なまとまりとし、その存在を否定してしまうことになる

 

 

 

 

 

 

 

【解答】

問1

A普遍的

B矛盾

C優劣

 

問2

2

2014第1学期『センター現代文』第1講加藤周一「文学とは何か」復習問題&漢字解答

【問1】

(ア)還元 ①甘受 ②換算 ③環境 ④還暦 ⑤鑑定

(イ)光沢 ①選択 ②潤沢 ③開拓 ④邸宅 ⑤委託

(ウ)素朴 ①灌木 ②放牧 ③純朴 ④公僕 ⑤水墨

(エ)領域 ①魅了 ②同僚 ③丘陵 ④力量 ⑤要領

(オ)当事者 ①事 ②自ら ③示す ④治める ⑤時

【復習問題1】

次の文章は本文の『要約』である。テキストを参照しながら空欄に当てはまる言葉を以下の選択肢の中から選び、『要約』を完成させよ。㊟解答は最下段。

.経験を( A )する科学的な経験と経験の( B )を強調する文学的経験ははっきり区別されるが、同じように、それらを文学的な面と科学的な面といった、双方を含む( C )から区別することはできない。しかし世界の全体を意味づけたり、含んだりする科学的経験や文学的経験は、世界の( D )にかかる日常的経験とは( E )に異なる。

①質的 ②普遍性 ③捨象 ④具体性 ⑤日常性 ⑥量的 ⑦日常生活 ⑧部分 ⑨抽象化 ⑩経験性 

⑪内容

【復習問題2】14行目『梶井基次郎の「レモン」の経験』の特徴はどういうところにあるか。本文中の言葉を抜き出して15字以内で答えよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】

【復習問題1】

A⑨

B④

C⑦

D⑧

E①

【復習問題2】

具体的で特殊な1回限りの経験

 

 

2014第1学期『現代文読解』第1講加藤周一「日本文化における時間と空間」復習問題&漢字解答

【問1】ア 典型 エ 挙げる オ 等価 キ 還元 ク 融合

【復習問題1】次の文章は本文の『要約』である。テキストを参照しながら空欄に当てはまる言葉を以下の選択肢の中から選び、『要約』を完成させよ。㊟解答は最下段。

日本文化の中で「時間」の典型的な( A )は、一種の現在主義である。それは日本の文学的伝統や日常生活の習慣にも見られ、始めなく終わりない時間である。またそこにあるのは現在あるいは「今」だけだという意味で、もう一つの表象として循環する時間が挙げられる。循環する時間は、過去、未来、全ての時間の( B )を意味する。
そうすると時間の「全体」は、現在=今が無限に連なる直線、あるいは無限に循環する円周であると言える。これは日本文化の伝統が強調する( C )が、全体に対する部分重視傾向の一つの表現と解することもできる。ここでは部分が集まると全体が現れる。
また「空間」においても、私の住む場所=「ここ」、つまり部分が先ず存在し、その周辺に外側空間が広がる。その外側の全体は、日本の伝統では強い関心の対象ではなかった。一人の人間は多くの異なる集団に属するが、それぞれの集団領域を「ここ」として意識し、その「ここ」から世界の全体を見る。
 こうした部分が全体に先行する心理的傾向の時間における表現が現在主義であり、空間における表現が共同体集団主義である。こうした日本の全体に先行するものの見方は、「今=ここ」文化として今も根本的に変わってはいない。

①構造化 ②表象 ③重層化 ④秩序化 ⑤現在集中主義 ⑥特徴 ⑦反映 ⑧現代化 ⑨共同体集団主義 ⑩全体主義

【復習問題2】次の中から本文中に登場した「現在主義」に関連した例文として適切なものを選べ。

A現在は過去の集積であって、また未来の出発点でもあるために、現在の充実が全ての時間における充実につながる。

B現在も過去も自然法則は普遍性を持つと考えられるために、現在起きている現象で過去を説明することは可能である。

C氷は、放置しておくとどんどん溶けて変化し、やがては水に還元されるが、その変化の段階の一つ一つが部分として氷という全体を構成していると考える。

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】

【復習問題1】

A②

B⑧

C⑤

 【復習問題2】

B

2014第1学期『青木邦容の現代文』第1講佐藤信夫「レトリックの記号論」復習問題

【復習問題1】次の文章は本文の『要約』である。テキストを参照しながら空欄に当てはまる言葉を以下の選択肢の中から選び、『要約』を完成させよ。㊟解答は最下段。

記号論における《コード》ということばは、もとは書く材料としての板を意味する《コーデックス》ということばをその起源とするが、やがて《コーデックス》は、文字、書かれたものを意味するようになり、そして書かれている内容、書物、書き物一般をも指すようになった。文字で書かれたものは立派に見えるということから、コーデックスの子孫である《コード》は、法律、規則という意味を持つようになったが、《コード》が単なる規則や法則と違うのは、それが( A )されておらず、また文化的な現象の法則性のようなものまで指す点である。ここで言う文化は、ある人間集団の共通した生き方、生活の仕方のことを指すが、そこにはその集団だけに通用する( B )のようなもの、つまり《コード》が生じる。その点で文化とはコード的な現象であると言える。人間が自覚、無自覚を問わず、文化を共有出来るのは、言語という《コード》のおかげである。

①抽象化 ②普遍化 ③明文化 ④認識 ⑤ルール ⑥非文化的 ⑦文化の概念 ⑧コード的現象 ⑨理解

⑩シンボル

【復習問題2】

①特許権は( X )な強い権利であるから、この権利が有効に活用されるには、あるものの特許を他が侵害した場合、その使用を強制的に有無を言わさず停止させることができる。

上記の( X )には、自分に関わるもの以外のものを退けるという意味の言葉が入る。どういう言葉を補えば良いか。テキスト本文、設問(選択肢含む)から抜き出せ。

②我々は、本質的には連続する世界を、言葉によって( Y )的に「分節」(分類)している。

上記の( Y )には、気ままで自分勝手なさま、論理的な必然性 がなく、思うままにふるまうさまという意味の言葉が入る。どういう言葉を補えば良いか。テキスト本文、設問(選択肢含む)から抜き出せ。

 

 

 

 

 

 

【解答】

【復習問題1】

A③

B⑤

【復習問題2】

①X 排他的

②Y 恣意

2014春期講習会『センター現代文』第4講伊藤桂一「遡り鮒」解説(三変+R対照表)&解答

【解答プロセス】伊藤桂一「三変+R」 ➔クリックして展開して下さい。

1.㊟➔前書き➔本文と読み進みながら、イメージのように「三変+R」を取る。

文中《  》内がRです。ただし「ぼくは妹がすべてを~悲しませた」の部分はR1に一部Mが重なってます(戦争体験が書かれているため)。

 

伊藤桂一「三変+R」 伊藤桂一「三変+R」2 伊藤桂一「三変+R」3

2.問6から解答していく。

①「自身の不安の根源が戦争にあることがつきとめられ」が✖。三変やRからも推理できる内容ではない。

②前半はM、「安堵」に関してはテキスト36行目で確認できる。後半は変2+R2を見れば明らか(推理の必要もない)。正解である。

③「妹と心が通じ合わない」の部分は27行目以降のR1ですぐに間違いだと分かる。

④前半後半共に間違い。前半は「母の姿に生命の純粋さを感じた」とあるが、本文34~37行目を見れば分かるように「ぼく」が感じたのは、「人間のもっとも純粋な生き甲斐」であって、またそれも「母の姿」ではなく、「母と妹」の寝姿に感じているのである。後半は鮒の姿と妹の姿を重ね合わせている部分が、✖。

⑤前半後半共に書かれていない。✖。

3.問5に移る。ちょうど傍線部Cが変2(ここは変化=「ぼく」の心情の変化)なので、R2との対応関係から解答をイメージする。関係式を書くと「爽やかな感動+生きるための活力の尊さ」ー鮒が何の疑いも恐れもなく、ただ川を遡っていく姿ー鮒の姿に触発され、自身の生きている世界がどうであれ、ただ鮒のように自身のひとすじの道を遡っていくことだ(決意)ー人間を支えているのはささやかな生命感だ➔全ての要素を重ねてみる➔「鮒の懸命に川を遡る姿を見た➔その生命感に何かを感じた➔世界が暗くてもただ懸命に生きていれば良いということを感じた(思った)」となる。この解答のイメージに合うのは③しかない。

4.まず次を見て欲しい。

設問内容が以下❶~❺のパターンに合致する場合、まず全て「内容一致問題」の要領でアプローチする。

 

❶傍線部内の「表現」の本文に与える「効果」「影響」に関する設問。㊟ 「表現の特徴」はまず「傍線部解釈」するこ

と。

 

❷複数の傍線部、波線について、まとめてその内容について答える設問。

 

❸傍線部だけでなく、それまでの内容や、あるいはそれ以降の内容も含めてきくもの、またある一定の範囲についてきく設問。

 

❹例えば-例)傍線部C「いまや、現実が(あるいは夢が)彼のつくりごとをそっくりそのまま模倣しだしているらしいのである」とあるが、この場面の説明として最も適当なものを、次の①~⑤のうちから一つ選べ。(2000年センター本試験「鼠」堀辰雄著より抜粋)-のような場合に見られるように、傍線部を含めた「場面」について、その内容を問う設問。

 

❺傍線部を設定して、あるいはある特定の事柄を訊くなどしながらも、「本文全体」を意識して答えることを求める設問。

 

 今回のパターンは上記、❷に該当する。よって「内容一致問題」としてあくまで表現ではなく本文で確認できる「内容」で選択肢を選んでいく。

①前半の説明は39~44行目のM(前書き対応)、及び51~58行目のMで確認。後半は問5で見た変2+R2で確認。これが正解。

②前半、「何事もなく~」が前書き、M、変1+R1に合わない。

③『復員してきた時に感じた「ぼく」の心を圧迫する存在としての水』が、51行目からのMに合わない(圧迫を与える存在は「鬱蒼と繁り合っている樹々」である)。

④39~44行目のM(前書き対応)、及び51~58行目のMから「ぼく」の「現在の生活に満足できない⇔これまでの人生を肯定したい」という葛藤は読み取れない。

⑤「母から安らぎを得たい」・・・爆笑選択肢である。✖。

問3 傍線部Bの直前が変1なので、変1+R1で解答に必要な要素=コアやアウトラインを「推理」する。合成するとー「妹の絵ー不思議な意味ーお守りにすがる妹に、軍隊経験が重なり、妹が「いつ死ぬかも知れない」という思いで認識票を大切にしている兵隊のように、生死の境目にあっておびえているという印象を受けるー妹の姿を見ていると、回復しているということを知りながらも、一抹の不安を拭えない」ーとなる。ここから解答のイメージを作ると、『妹が観音様の絵を描く姿や、お守りにすがる姿を見て、妹の不安を感じると共に「ぼく」も妹が回復しつつあると知りながら不安を拭えない」となる。つまり「ぼく」は以上のような説明にある「不安」を感じながら妹の絵を見ていたというわけである。これに近い選択肢は―⑤だ。①は「明るい~判断できない」で✖。②は「絵の稚拙さ」で✖。③は「救いの予兆」や「不安と救い~葛藤」という部分が✖。④は「不可解さ」ではなく「(妹の)不安と祈り」を同時に感じたのであり、「妹と心が通じ合えたら」という祈りの部分も、そもそも妹の祈りでないといけない。「ぼく」が~できたらと祈っているのではない。

5.問2 傍線部AはM及びR1の箇所なので、これまでと同様に設問に合わせて解答のコアやイメージを推理する。これは問3で考えた『お守りにすがる妹に、軍隊経験が重なり、妹が「いつ死ぬかも知れない」という思いで認識票を大切にしている兵隊のように、生死の境目にあっておびえているという印象を受ける』というのを思い出して欲しい。このようなイメージから解答は「妹のお守りと兵隊の認識票が重なって見えることで、兵隊同様に、いつ死ぬか分からない状況に妹があるように思えてしまうから」となる。これに合うのは④しかない。

【解答】問1 ア② イ⑤ ウ③ (4点×3)➔「フジコの法則」でやってみよう!

     問2 ④ (7点)

     問3 ⑤ (8点)

     問4 ① (8点)

     問5 ③ (7点)

     問6 ② (8点)

 

 

 

2014春期講習会『現代文』第4講池内 了「疑似科学入門」解答&解説

【解答プロセス】

1.問6のチェック➔「現代」というワード以外に、さしてヒントはとれない。

2.6段落あたりまでを「前半」と(仮に)意識し、そこまでの「処理」を行う。

3.段落毎に内容を押さえ、設問があれば、その段落を読み終わった時点でとりあえずアプローチ。

4.問2 空欄Ⅰ 「一文」で捉えると「であるからこそ~」から始まっているので「であるからこそ」の上、つまり理由を探る(=因果関係パターン)。すると「メディアの情報は正しいとは限らない➔しかし私たちはメディアからの情報に頼らざるを得ない」という内容が捉えられる。ここから空欄の中身を「推理」すると、「(メディア情報は正しくないかもしれないが、情報収集をメディアに頼るしかない我々はどうすれば良いか➔)メディアの言うことを「疑って」受け取らないといけない」という風に考えられる。選択肢を見ると・・・イが正解。

5.問3 コアを取ってみよう。「一文」で捉えると「そのためか」の「その」の内容が必要であることが分かる。しかも「そのため」は「因果関係」を表す。「その」は結局、「テレビの情報を、私たちが鵜呑みにしてしまう傾向にある」ということだ。そこから傍線部の理由を「推理」。傍線部は要は政治家がテレビを意識して政治活動を行うということが書いてある。なぜ、テレビを意識するのか➔皆がテレビからの情報を「鵜呑みにする」=信じる、信用するからだ。この「コア」を選択肢に探すとイしかない。

6.問2 空欄Ⅱ 「一文」で捉えると「その結果」とあるので、またまた「因果関係」から空欄に入る言葉を推理すれば良い。「その結果」の直前には、人々が自分から「真実」を求めようとせず、与えられた情報だけを信じて何も考えずに、物事を見かけだけで判断するようになるーというようなことが書いてある。一種の「思考停止」状態だ。その結果どうなるか?「推理」は簡単だ。何も考えず、見かけだけで判断する「人々」を騙すのだから、それは「簡単」だと言うことになる。答えはア。

7.前半が終了した。「中間チェック」として問6を見る。我々の「お任せ」体質が及ぼす「弊害」について述べてあった。したがってアは×である。本文に「テレビや新聞、そして今やインターネットから」とあるように「テレビや新聞➔インターネット」という情報を得る場の変遷は書かれているが、選択肢イのような「家庭➔学校」「地域➔インターネット社会」という変化は書かれていない。したがってこれもここで×。ウの判断はここではできない。エはどうか。即×である。「情報を比較」しないから「お任せ」なのである。オは5段落の内容。つまり前半の最後にあった。〇。

8.後半も前半と同じように「攻め」の姿勢を崩さない。問2 空欄Ⅲ 「一文」で捉えると「つまり」があり、前段落がヒントになることが分かる。しかも『「お任せ」がはびこると』どうなるかということが書かれた文であることは明らかなので、空欄をそれらから「推理」する。前段落に「家庭ですべき躾や日常生活~増えているようになのだ」(33行目)とあるように、親は家ですべき教育も学校「任せ」で、何でも押し付けてしまうということなので、空欄は「(自分の責任を)果たさずに」くらいの意味になる。これに合うのはウ。

9.問4 「一文」にすると「その一例」とあるので「その」を見ると「道徳的な価値観を~傾向もある」が目に入る。つまり、道徳的な価値観を学ぶのに、科学を使うと受け入れられやすいということなのだが、この点についての説明が47行目以降に書いてある。要するに道徳的意識を教えるのに「道徳」をそのまま使ってもなかなか子どもは受け入れないが、科学をその代行として使うと、子どもはその内容を信じたりするということだ。この「コア」を持つのはウしかない。イにした人も多いかもしれないが、良く見て欲しい。イだと道徳的内容や価値観を「科学的」に「説明する」という意味になってしまう。そもそも「水からの伝言」などは㊟を見れば分かるように道徳の科学的説明ではない。したがって、我々が選ぶべき選択肢は、「道徳的内容」を「科学的に説明する」というものではなく、例えば、子どもに道徳、つまり「善し悪し」を教える際に「昔話」や「諺」を使っても効果がないから、あたかも「科学」のようなお話を「代わりに」するという意味を持ったものである。繰り返すが、こういう内容を持つものはウしかない。

10.問5 空欄Ⅳ 傍線部+指示語の公式とS-Pを押さえる。もちろん「一文」にする。「横着」=Sの説明である。空欄を含むPの内容を求めて、直後の「このこと」以下を見る(傍線部+指示語)。「疑似科学が入り込む余地を大きくしている」とある。これはこれまでの内容でどういう意味になるか。簡単だ。今まで見てきたように「お任せ」体質だから疑似科学が入り込む余地を与えてしまのだ。お任せ意識が高いということはこれまでの内容からも分かるように「自分で考えることをしない」「見かけだけで判断」「当事者意識が希薄」ということを意味する。これをコアとするとアの「結果を考えなくなる」がOK。「科学とも縁遠くなる」は傍線部+指示語以下の「疑似科学が入り込む」を見れば分かる。イ~オは全て+イメージで表現されており、これらだと「代行技術」の発達の及ぼす「弊害」という、筆者の扱っているテーマを表現していないことになる。

11.いちおう最後に確認。問6のウ。人々の道徳心が向上するということは書かれていない。やはり×。したがって前半で確認したとおり、オが正解となる。

【解答】問1 Aウ Bオ (3点×2) 問2 Ⅰイ Ⅱア Ⅲウ (4点×3) 問3 イ(8点) 問4 ウ(8点)

     問5 ア(8点) 問6 オ(8点)

【コメント】今回の問題で35点以上取れていない人➔かなりヤバいので1学期から「青木の現代文」で毎週勉強のこと!!➔http://www.yozemi.ac.jp/les/1gakki/digitalcatalog.html デジタルカタログ「単科ゼミ」編参照のこと!!

2014無料公開講義『毎度!青木だ!Ⅲ』解答と解説

【イメージチャート】

(中略)この考え方からすると、言葉を獲得したとき、人類は与えられた刺激や刺激群に直接反応するのではなく、その刺激群を〈物〉として対象化することができるようになる。{そして、それと同時に、単なる生物学的〈環境〉に埋没して生きるのではなく、さまざまなシンボルからなる〈世界〉に開かれて生きることになる。}

【解説&解答】

1.まず{ }を一文として捉え『何の話を「この部分」でしているのか』を考える。

2.1のために「それと同時に」の「それ」を明らかにする。

3.「それ」=〇人間が言葉を獲得➔(動物のように本能に基づいて環境を感覚で捉えることで、そこから受ける)刺激や刺激群に直接反応するだけではなくなる➔(周囲の環境及びそこから与えられる)刺激群を〈物〉として対象化(=自分の周りに存在する(自分にとって一定の意味を持った)ものとして捉えること)できるようになる。

4.3からこの{ }内が「人間が言葉を獲得し、それによって周りを対象化し、捉えることで動物とは違った世界に生きる」という意味になる。

5.「動物とは違った世界に生きる」といっても、「違った場所に住む」ということではない。

6.なぜなら「言葉を獲得する」ということで「違う場所に移動する」という意味にはならないからだ(当たり前)。

7.ではどういうことか➔人間:環境を言葉で捉える VS 動物:環境を自らの感覚で捉える(のみ)

8.つまり解答の「コア」としては「人間が言葉を獲得し、それによって環境を捉えることで、動物の住む〈環境〉異なった人間独自の意味を付与された(=対象化された)〈世界〉の中で生きることになる」というように考える。

9.8の「コア」に合う選択肢を探すと、二しかない。

10.イはそもそも「人間が言葉を獲得した後の世界」を説明していない。ロは「象徴」についての説明。無関係。ハ人間が生きている世界が、全て「現実からかけ離れた世界」なわけがない(笑)笑うしかない選択肢。

 

 

2014春期講習会『現代文』第3講平川克美「経済成長という病-退化に生きる、我ら」復習問題

【復習問題】 次の要約文を読んで、後の問に答えよ。

 ビジネスの要諦が、モノやサービスを生産し、それを媒介することで貨幣と信用を交換することだと考えるならば、金融ビジネスは博打の世界と見分けが付かない。それは博打だからいけないとか非倫理的だと言いたいのではなく、問題は、そこに関わる個人や国家にそれがハイリスク・ハイリターンの世界であり、損失が出た場合にその責任を自己が負わなければならないという覚悟のようなものがなかったことにある。人間が利己的な欲望を持っている限り、金融ビジネスのような酷薄で野蛮なシステムはなくならず、また不必要だということもできない。しかし新自由主義、市場原理主義を信奉し、それを自由だとか正義だとかという風に読み替え、ひたすら経済成長こそ社会を発展させる原動力になるという擬制を信奉するのは問題である。やはりそこには[ X ]とも言うべき素人の価値観が必要である。その価値観は、お金が行使できるパワーは限定的であり、それを万能とすることは恥ずかしいという常識の上に作られるものであり、また自らが知悉している日常的でありふれた生活の中に価値観を見出し、その価値観は金融ビジネスの世界で跋扈する玄人の世界の価値観と等価であるということを知るところに生まれる。それは一つの[ Y ]でもあるのだが、そういう素人の哲学を言語化したものはほとんど見当たらない。

 

問1 空欄Xに当てはまる表現を次から選べ。

 ①規矩とか規範 ②新自由主義とか市場原理主義 ③博打が不健全で野蛮だ④恥辱の認識⑤自身の生活の困難

 

問2 空欄Yにあてはまる表現を次から選べ。

 ①明確な価値観 ②思想や哲学 ③素人の信奉 ④恥辱の認識 ⑤知悉

 

 

 

 

【解答】

問1 ①

問2 ②

2014 無料体験授業-テレビCM放映中「勝つ受験」を体験しよう!!

新学期前の特別講義です。普段は開講されない「無料体験講義」なのでお近くにお住まいの方は是非この機会に「合格する講義」を体験しに来て下さい。

☆本部校代ゼミタワー校

【日時】4月1日 火曜日 19:30~21:00

【場所】

所在地 〒151-8559
東京都渋谷区代々木2-25-7
電話番号 (お問い合わせ) 0120-07-4305
(案内書請求) 0120-403-894
アクセス

JR新宿駅南口より徒歩5分
JR・都営地下鉄大江戸線代々木駅北口より徒歩5分
都営地下鉄・京王新線新宿駅A1口より徒歩2分
都営地下鉄・京王新線新宿駅出口6より徒歩3分
小田急線南新宿駅より徒歩3分

本部校代ゼミタワー

本部校代ゼミタワー map

 

☆名古屋校

【日時】4月3日 木曜日 14:30~15:30

【場所】建設中の「名古屋校新校舎」の裏側になります。ご注意下さい。

所在地 〒453-0014
愛知県名古屋市中村区則武1-6-3
電話番号 0120-54-4305
アクセス

本館/B館:JR名古屋駅太閤通口より徒歩3分

名古屋校

名古屋校 map

 

☆京都校

【日時】4月6日 日曜日 11:15~12:15

【場所】大阪方面、滋賀県方面の方もぜひお越し下さい。東本願寺北隣です。

所在地 〒600-8176
京都府京都市下京区烏丸通六条下る北町187
電話番号 0120-56-4305
アクセス

京都駅(JR・近鉄)中央口より徒歩8分
京阪五条駅より徒歩15分
地下鉄五条駅8出口より徒歩1分

京都校

京都校 map

2014春期講習会『現代文』第2講清水良典「文学の未来」復習問題

【復習問題】次の文章は本文の『要約』である。テキストを参照しながら空欄に当てはまる言葉を以下の選択肢の中から選び、『要約』を完成させよ。㊟解答は最下段。

パーソナル・コンピュータとウェブ・ネットワークが完全に浸透することで、文学とサブカルチャーの( ① )は崩れた。コンピュータは音楽やゲームや漫画などのサブカルチャーを吸収したが、文学の主たる伝達ツールである書物は、膨張を続ける電脳空間の外部に取り残されるようになった。こうした書物文化の衰退の中で、新聞とも書物ともほとんど日常接触しない世代は、それでも文章活字メディアと付き合い続け、携帯電話のメール通信に象徴されるようなそうした「書くこと」によるコミュニケーションが( ② )に蔓延した結果、そこに新たなディスコミュニケーションを生み出しつつある。こうした電脳時代の断絶とディスコミュニケーションの「ゼロ」の地点から出発して自分の表現を創り上げる書き手が「新しい文学」を形作ることが予測されるが、そうした文学が近代の書物・雑誌文化に見られるような( ③ )をどれだけ継承するかは未知数である。それはケータイ小説の氾濫に見られるように、従来の「文学」概念で取り扱えない、「小説」様式の劣化した現象に既に見られるが、一方で現代文学の小説様式の破壊や変容という、それとは真逆の現象も起こっている。こうしてジャンルの区別を基礎に成り立っている近代文学の理念は、こうして決定的に変質しているが、伝統的な「小説」などのジャンル様式からは自由な、こうした( ④ )に浮遊するテキストを、「純文章」という呼び名で繋ぎとめたい。

 A 飽和的 B 文章形式 C 包括的 D 等価関係 E 過渡期 F ジャンル形式 G 相対関係 

H 啓蒙期

 

 

 

 

【解答】

①D

②A

③F

④E

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