2015夏期『青木邦容の基礎→標準現代文』第2講鷲田清一「死なないでいる理由」復習問題についての質問→回答

生徒さんからの《Q》 【復習問題3】本文中に「身を寄せる(寄せた)」という表現が何回か登場するが、筆者が考える対象に「身を寄せる」ことのできる条件は何か。本文中から適切な表現を10字以内で抜き出せ。 の問題で私は「主体性 […]

2015第1学期『青木邦容の基礎→標準現代文』第12講吉田秀和「ソロモンの歌」要約&補足解説

【要約】 芸術というものは、理論さえ学べば後は個性に従って創作すれば良いというものではなく、幼い時の根本的な体験を土台として、ある芸術作品を手本にとり、理論を学びながら最初の試みにとりかかるものである。その手本が何かとい […]

2015夏期『上智大現代文』第4講宇野邦一「反歴史論」要約&復習問題

【要約】 思考が脅かされている。ただその思考を、個人的行為、あるいはある純粋な行為、過程、運動と見なすことは自明ではない。たしかに思考は私の外からやってくる要素だけではなく、私の中の様々な要素によって脅かされてきたが、そ […]

2015夏期『上智大現代文』第3講佐藤信夫「レトリック・記号etc.」要約&復習問題

【要約】 私たちの不断のことばづかいのなかには、人間の身体に関する語彙の比喩的な用法が多い。私たちの言語の数は有限であるのに対して、自然界のものごとは無限の様相を見せるために、人間は自分の身体ないしはそれに準ずるものに優 […]

2015夏期『上智大現代文』第2講松井邦子「『科学』の語りとその真理性」要約&復習問題

【要約】 患者にとっての病気とは、医科学的認識に捉えられる以外のものを、人生や生活の多様性から見て、広範囲に含むものだが、それが問題にされる場は専門技術体系の複合組織のひとつである医療機関である。その結果、患者にとっては […]

2015夏期『上智大現代文』第1講岩井克人「21世紀への設計図」要約&復習問題

【要約】 現在の情報資本主義下においては、全ての人が何らかの専門家ともいうべき状況が作り出され、契約関係においても必然的に知識や能力の差が生じ、信任関係が不可欠になる。日本において新たな市民社会像を構築するには、国家に消 […]

2015夏期『青木邦容のハイレベル現代文』第5講饗庭孝男「中世を歩く」要約&記述解答&補足解説&復習問題

【要約】 寺へ参る、その時間的距離は「私」にとっては〈聖なるもの〉に近づいてゆく心の深まりの距離であり、求心状態が作られる過程として大切なものである。またその過程は「私」のとって自己を低める行為のことでもあり、寺に参る際 […]

2015夏期『青木邦容の基礎→標準現代文』【補問】塩沢由典「人はなぜ習慣的に行動するのか」補足解説

㊟要約及び《復習問題》はコチラ (←クリック) 【問1】53~54㌻参照 (図A) 【問2】 ①傍線部Aの内容そのものではなく、傍線部Aによってもたらされる事態についての問い。 ②したがって図Bのように設問に対応する箇所 […]

2015夏期『青木邦容のハイレベル現代文』第4講金子郁容「ボランティア もうひとつの情報社会」要約&補充問題

【要約】 ボランティアの報酬とは、自分だけでなく誰か他の人の力によって与えられた、自分にとって「価値がある」と思えるもののことである。つまりボランティアの報酬は、それを価値ありと判断するのは自分だという意味で「閉じて」い […]

2015夏期『青木邦容のハイレベル現代文』第3講田中克彦「法廷にたつ言語」要約&記述解答例とプロセス&補充問題

【要約】 アルフォンス・ドーデの「最後の授業」は、一見すると明快な「国語愛」の物語に見えるが、実はアルザスにおいては、フランス語は国語であっても「他人のことば」であり、アルザス人にとっての「自分のことば」は一種のドイツ語 […]