2021第1学期青木の新現代文研究LAB【制限時間に勝つ読解&思考法】毎度!青木だ!⑤木村 敏『時間と自己』復習問題

《復習問題》(㊟解答は最下段。スクロールして確認のこと。)

【Q1】テキスト7~9行目「『ある』ということは~見出そうとする」中に「『速い』ということは~安定を見出そうとする」とあるが、その理由はどのように考えればよいか。次のア~オの説明のうちで最も適当なものを選び、その記号をマークせよ。

ア 速いは、われわれがある現象をそう感じることであるが、速さは、それを対象化して意識にのぼらせたものだからである。

イ 速いは、その現象を眼で見ることができるが、速さは、それを眼で見ることとは無関係の物理的単位を表すことばだからである。

ウ 速いは、われわれの意識内の空間を占めることはできないが、速さは、それができるようにするための主観的な概念だからである。

エ 速いは、あるものの状態を表す客観的なことばであるが、速さは、それを一層客観的にすることを意図したことばだからである。

オ 速いは、空間と時間との相対的関係を表すことばであるが、速さは、その絶対的関係を単位化して表すことばだからである。

 

【Q2】テキスト59~60行目「純粋なことの世界が、俳句の音声と重なった沈黙の声として、われわれの間近ではっきりと聞きとれる」とあるが、これはどういうことか、本文の表現を用いてわかりやすく40字以内で説明せよ(句読点含む)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《解答》

 

 

 

 

 

【Q1】

【Q2】

(解答例)俳句の持つもの的なイメージの綜合を通して、純粋なことの世界を感じとるということ。

㊟「俳句の持つもの的なイメージ」「純粋なことの世界」は必須。「もの」と「こと」に傍点(、、)は付けて下さい(サイトの特性上、上記解答例には付いていません)。