6月23日実施【センター試験対策セミナー■基本編■】青木邦容のセンター現代文【評論編】問6の問題&解答

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問6 この文章の表現と構成について、次の(ⅰ)・(ⅱ)の問いに答えよ。

(ⅰ)この文章の第1~8段落の表現と内容に関する説明

として適当でないものを、次の①~④のうちから一つ選べ。

 

①第2段落の「『複数オニ』とは」の「とは」は、語句の意味

や内容について定義づけを行う場合に用いる表現であ

り、「複数オニ」という隠れん坊の変わり種がどのよう

な遊びかを、「とは」以下で解説している。

 

②第4段落の「子どもたちがあつまって~意味がありそ

うだ」は、その文末表現からも、筆者が、この段落では、

まだ隠れん坊の変わり種をする子どもたちに対する

意味づけに、確信が持てないことを示唆している。

 

③第5段落の「残党狩り」は、元は「討ち漏らして残った

生き残りを捜索する」という意味だが、ここでは隠喩

として使われており、隠れん坊でまだオニになっていな

い人間を、オニになった人間が探すことを示している。

 

④第8及び第9段落では、「複数オニ」「陣オニ」「高オニ

」と「人生ゲーム」が世界観を共有し、身体的な遊びを

通して既に子どもは「人生ゲーム」に見られる現実社会

への適応訓練を行っていることが説明されている。

 

(ⅱ)この文章の構成・展開の説明として適当でないものを、次の①~④のうちから一つ選べ。

 

①第1~4段落の範囲では、普通の隠れん坊と変形した隠れん坊について述べ、前者の自他を再生させつつ社会に復帰する演習としての側面を、後者は持ってはいないことが説明されている。

 

②第5~9段落の範囲では、この文章の論点である、子どもたちが「隠れん坊をしない」でその「変わり種」をすることの意味につながる前提が説明されている。

 

③第10段落では、どのような目新しいゲームであっても、最後には子どもたちは、それらに飽きてしまうという現代ゲームの避けがたい本質が説明されている。

 

④第12段落以降では、「かんけり」の持つコスモロジーの説明を通して、前半の筆者の考察の妥当性について論じている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《解答》

(ⅰ)②

(ⅱ)③