2014⇒2015冬期講習会『医系小論文テスト』第5講補足解説

㊟構成の仕方や各段落のPOINTは「採点基準表」を参照のこと。また全体の構成や記述の仕方などは手元の解答例を参照のこと。

【第1段落】

《ポイント①》表の出典を明らかにする。

《ポイント②》目立つ傾向を説明する=「ケイカントツニュウ」の「トツ」(MEDICAL☆KING№5参照)。

(該当箇所)〇2007年~2008年の例外的な年を除き

〇約半世紀の間、ほぼ一定して救急出動件数と搬送人員は増加傾向にある

《ポイント③》「ケイカントツニュウ」の「ケイ」「カン」を意識し、グラフの数字を比べたり計算したりして読み取る(MEDICAL☆KING№5参照)。

(該当箇所)〇昭和38年においては救急出動件数と搬送人員が共に約25万人であるのを見ると、平成24年時には、それぞれ優にその23倍、21倍以上に達している。

㊟昭和38年⇒約250.000件/250.000万人 平成24年⇒5.805.701件/5.252.827人

(例)5.805.701÷250.000=23.2222・・・倍

【第2段落】

《ポイント④》第二段落で、特に自らが気になることを読み取る(第一段落との関連があることが望ましい)。

⇒「ケイカントツニュウ」の「トツ」(MEDICAL☆KING№5参照)。

(該当箇所)さらに気になることがある。それは救急出動件数と搬送人員の開きである。社会の高齢化の進展に伴って救急需要が高まっていることを差し引いても、先述した救急出動件数と搬送人員の及び救急出動件数と搬送人員の開きは説明できるものではない。

【第3段落】

《ポイント⑤》設問である「救急医療の課題と対策」について、これまでの内容も鑑みながら具体的に説明する。

今回はグラフが一つなので「ケイカントツニュウ」の「ニュウ」(MEDICAL☆KING№5参照)は意識しなくて良いが、グラフなどが複数ある場合は、説明していないグラフなどについて、少しでも良いので必ず触れること。また、ここでは【Come onの法則】に従い、【E】=具体例あるいは講義で教えた「似ているテーマの利用=アナロジー」を使っている。

(該当箇所)〇具体例=例えば、~背景には救急サービスが無料であることによるモラルハザードが働いているように思われる。

〇アナロジー=健康診断の無料化がかえって人々の健康に対する意識を下げている≑救急車が無料なので、人々の不適切な利用が後を絶たない。

《ポイント⑥》極端な意見・主張あるいは非現実的・非合理な意見・主張を避けてるイメージを盛り込む。

(該当箇所)性急な全面有料化は避けるべきだが、緊急度に応じて一部有料化するなどし、さらに夜間休日診療所などを充実させるなどして、救急車を呼ばなくても自らアクセスできる救急医療体制を地域に増やし出動件数を抑えることで、救急隊が緊急を要する患者により集中できる体制を作り上げるべきであろう。