2014春期講習会『センター現代文』第3講氣多雅子「ニヒリズムの思索」復習問題&漢字解答

【問1】 

ア 守護 ①娯楽 ②相互 ③誤認 ④護身 ⑤覚悟

イ 規定 ①既成 ②心機 ③正規 ④騰貴 ⑤分岐

ウ 端を ①大胆 ②生誕 ③極端 ④単刀 ⑤担任

エ 培  ①倍率 ②培養 ③媒体 ④陪席 ⑤購買

オ 潜  ①旋風 ②汚染 ③接戦 ④潜在 ⑤繊維

 

【復習問題】次の文章は本文の『要約』である。テキストを参照しながら以下の設問に答えよ。

伝統とは、様々な( ① )で捉えられるが、ある集団のアイデンティティの成立と解体に関して要となるのは、日本の精神伝統対西洋文明という構図に見られるような、伝統の( ② )な対比である。だが、現代では伝統的なものと伝統的でないものという( ③ )対立の形が前面に出てきているように見える。それを際立たせているのは近代に特徴的に見られる反伝統的な傾向であるが、それを促進させたのは科学の発達がもたらした大きな技術的成果と、科学知により人は啓蒙されるべきであるとする考え方である。こうした構図では、現代の科学技術は伝統を持たないという捉え方によって規定されているが、それはヨーロッパ世界以外の地域において、[ X ]という意味であり、その意味ではその地域の文化伝統との緊張関係を失うことはない。しかし圧倒的に重要なのは、そうした近代科学および近代科学技術が、本質的に自らの伝統的起源を無化するという意味での、( ④ )なその性質である。現代においては、そうした科学知の体系は、世界文明を形成するものとして現れているが、それは現代の世界文明は、伝統的では無いということである。したがって我々にとって伝統とは自明なものではなくなっているゆえに、常に伝統とはないかを問い直す必要性に迫られている。

問1 テキストを参照しながら空欄に当てはまる言葉を以下の選択肢の中から選び、『要約』を完成させよ。㊟解答は最下段。

 

A絶対的 B普遍的 C相対的 D相反的 E位相 F意義 G非伝統的 H構造I 並列的

 

問2 空欄Xに入る表現を次から選べ。

 

①キリスト教によって培われてきた

②その地域の文化伝統に由来するものではない

③その地域の文化伝統に元来から含まれていた

④現象の中で解消されることはない

⑤その地域の伝統と対比の延長線上にない

 

 

 

【解答】

問1 ① E②I ③D ④G

問2 ②