2025第1学期「国公立大現代文」第1講意識高い系生徒さん用問題(笑)

Q 血液型で人の性格や行動を判断することと、いくつかの諺や慣用表現が表す内容には類似点があると思います。たとえば、A型の人を神経質だと言いいながら、その一方で性格が丁寧かつ細やかだと言ったりします。諺では急がば回れと言いながら、一方では善は急げと言ったりします。このような考え方を前提として他にも例を挙げ、血液型診断と諺、慣用表現の共通点を150字以内で自分の言葉で述べてください(句読点含む)。

 

㊟解答はスクロールしていくと出てくるかも⁉(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(解答例)

たとえば、血液型で人を診断する場面でO型を大らかとすることもあれば、大雑把と判断することもあり、また諺では「石橋を叩いて渡る」慎重さを是とする一方で「案ずるより産むが易し」と行動を促すことがあるように、血液型診断と諺や慣用表現は、しばしば一見矛盾する評価や教訓を含む点で共通点を持つと考えられる。(148字)

(採点POINT)
適切な具体例を挙げた上で、血液型診断も諺、慣用表現も、物事や性格が持つ両面性や、一見矛盾するような側面を示唆し、また状況や文脈に応じて、肯定・否定どちらの解釈も可能になる点で共通点を持つーということを指摘できているかどうか。