はい、みなさんお疲れ様でした。ちゃんと復習はできましたか?人と同じことをやってたり、問題集を漫然とやっているだけではセンターでは撃沈必至!!講義でしっかりポイントを学び、実践していきましょう!!
【問6】(予想問題Version2)
この文章の構成・展開の説明として適当でないものを、次の①~⑥のうちから二つ選べ。
①第1~2段落の範囲では、この文章の話題について、その必要不可欠な概念を説明している。
⇒この文章の話題について、その必要不可欠の概念とは?⇒“共同化された知覚世界” OK
②第1~2段落の範囲では、この文章と、主題に対しての文章全体の結論を提示している。
⇒「文章全体の結論」が提示されているか?第1~2段落の範囲では「不明」。なので「疑わしきは✖をせず」の法則から「保留」。
③第3~4段落の範囲では、この文章の中心概念について、相反する特殊な状況の具体例で説明している。
⇒「相反する特殊な状況の具体例」とはロビンソン・クルーソーが“共同化された知覚世界”を分かち合う「他者」を持つことができない状況にあるというもの。これによって“共同化された知覚世界”を持つためには2段落から説明があったように「“共同化された知覚世界”を挟んで成立するような”自己”と”他者”」を組織化できる場合に限られることを強調している。犬にはそれができない。 OK
④第5~6段落の範囲では、これまで述べてきた論点と一見矛盾するかのような話題が提示されている。
⇒われわれ「人間」は「トンボやカブト虫や金魚や鳩や鼠などの生物」とは異なり、“共同化された知覚世界”を可能にする存在であると述べてきた筆者は、第5~6段落の範囲で、たしかに人間が「孤独」を感じる、つまり「他者と自己とは本質的に異なった存在である」という意識を持つ、というように、これまでの論点と一見矛盾するようなことを述べている。 OK
⑤第7~8段落の範囲では、前半で述べていた中心概念が後半の内容の前提であることが説明されている。
⇒第7段落の終わりに「後者があってこそ、前者が成立しうるのである」とある。これを言い換えると「後者は前者の前提になる」ということになる。 OK
⑥第7~8段落の範囲では、新しい概念を提示することで、これまでの論旨の逆転を図り結論としている。
⇒「新しい概念」とは「差異の概念」のことを指し、これはあくまでも筆者が述べたいことを補足説明するための例の一部に過ぎない。また筆者はこれまでの論旨を「逆転」させたのではなく、これまで述べてきた“共同化された知覚世界”を「私たち」人間が持つからこそ、逆に“共同化された知覚世界”から疎外されるような経験=孤独の意識を持つことができるというように、前半の内容を踏まえて結論を述べている。(講義で言ったように「付き合わなければ、最初から孤独になることはできない。付き合うからこそ、別れるという経験を通して孤独を感じる」のだ。) ✖
とうことから最終的には⑤⑥のチェックから、「②第1~2段落の範囲では、この文章と、主題に対しての文章全体の結論を提示している」もおかしいということになり、「疑わしきは✖をせず」で保留しておいた②がもう一つの✖になる。
【解説】
講義で説明したように、このVersionは、選択肢の「第◯~◯段落の範囲では」などの表現、段落番号に注意し、その「範囲」を読み終えた瞬間に外燈選択肢をチェックします。
【解答】
②と⑥
【問1】(漢字)
(ア)獲得 ①頭角 ②漁獲 ③地殻 ④核心 ⑤収穫
(イ)定義 ①儀式 ②議案 ③技巧 ④偽善 ⑤義務
(ウ)困難 ①貧困 ②根絶 ③遺恨 ④精魂(㊟「セイコン尽き果てる」というように使用する「セイコン」は精根と書くので注意が必要!!)⑤建立
(エ)容易 ①委託 ②猛威 ③移管 ④簡易 ⑤遺漏
(オ)疎外(㊟邪魔をする、障害になるの意の「阻害」と区別しなければならない)①粗末
②素材 ③措置 ④空疎 ⑤基礎
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