【問1】
(a)連鎖 (b)空疎 (c)催 (d)劇的 (e)視座
【問2】
一つは「目的遂行型」「手段的有用性」として目的達成に「役に立つ」理系的知で、もう一つは「価値創造型」として価値や目的自体を創造するのに「役に立つ」文系的知である。(80字)
【問3】
目的遂行型の知は、現存の目的や価値の達成手段を考えるのに有効である分、それらを疑い、反省し、批判を行うなど自明化している目的と価値を疑う視点を欠いているから。(79字)
【問4】
理系的な知は、与えられた目的に対して最も「役に立つ」ものを短期的に作り、文系的な知は、社会が役に立つと考える価値軸を長い時間の中で再考し創造する。前者が役に立ち、後者が役に多立たないけれども価値があるという考えは、まず両者が「役に立つ」ものを作る点では同じであることから矛盾する。特に価値の尺度が劇的に変化する現代では、後者の長期的に変化する多元的な価値の尺度を視野に入れる視点が必要とされる。(197字)