11月23日代ゼミサテライン予備校SN熊谷校講演会『宿題』解答&解説

【そもそも現代文ができない人は嫌われる(笑)】

そう、そうなんです。言語能力の低い人は、まず「他人の立場に立って自分の言っていることを想像する」ということができないために、つい独りよがりな、あるいは自分勝手なことばかり考えたり、言ったり、したりして人を自分から遠ざけてしまうんですね・・・しかも「自分は正しい」と思っているから、自分の何かを修正しようともしない。そして他人を見下したり、一方的に責めたりして、さらには人間嫌いになっていく・・・・・・あ~怖い怖い。そんな人間にならないようにしっかり現代文を勉強して下さい(笑)

 

ところで「前提」って知ってますか?「結婚前提でお付き合いして下さい!!」の「前提」です(笑)この例文で分かるように、この言葉、簡単に言うと「最初のお約束」「ルール、取り決め」という意味なんです(辞書引くとややこしい解説が載ってますが(笑)なので講義で言ったように丸暗記禁止!!)。本文では「前提が通じない相手」=「アルバイト君(さん)」とどうやってコミュニケーションを取れば良いのか?具体的には「どうすれば時間を守ってくれるようになるのか?」ということをテーマにして、山田ズーニーさん(筆者)の同僚がとった、ある機転の利いた会話内容が紹介されてます。

講義でも言ったけど、常に「なぜ」「どうして」にこだわりながら「解答を自分でまず考える(マークに頼らない)」という大切。空欄Xの前に「そこで」ってあるでしょ?この前が空欄Xを含む文の「原因」となっていることに注目。

筆者の同僚は、アルバイトに「ねえ、なんで時間どおりに来るんだと思う?」と聞いてますね。さてどうしてでしょう?(笑)それは「時間を守る」ということが彼(女)には「普通ではない」=同僚の人と「前提を共有していない」からです。どうして彼(女)には「時間を守る」ことが普通ではないのか?それは3段落にあるように、時間を守らなくても「自分自身、困ったことがない」からです。あるいは何かトラブルになったことがないと言っても良いでしょう。だから彼(女)には「時間を守る」理由が分からないのです。

こんな相手だからこそ同僚は「 X 」と言ったのです。そう、自分で考えるとしたら・・・「あなたには何も起こっていないかもしれないけど、あなたと関わる人、例えばあなたを待っている人はどうかしら?」・・・そんな台詞を言ったのではないか?と想像できます。そう、「あなたは良いかもしれないけど、待たされるモンの気持ち、考えたことあるんか!!」ということです(笑)

自分で答えを考えたら・・・後はそれに一番近い選択肢を探すだけ・・・そう、相手のことを思い遣る内容の選択肢は①しかありませんね。

②は1行目を見れば分かるように、そもそもアルバイトさんにはこの常識=前提が共有されてないから✖。

③は「時計」の話が出てきていない以上、合いません。

④これまで時間を守らなかった人間にこんなことを言っても効くわけない(笑)

⑤まさかの質問(笑)

⑥これを選んだ人は射殺(笑)

 

【学校のテキストに落書きをするだけの人は合格しない】

→講義で言ったように、学校のテキストを(チェックペンなどで接続語、語彙を隠すなどして)読み込み、「言語センス」を身につけよう!!学校の授業時間も大切に使うべし!!学校のテキスト最高伝説(笑)

 

相撲は長い伝統を持ったひとつの文化である。( A )文化は普遍ではなく、時代と共に移ろいゆく。そして既に相撲はみなが等しく楽しむものになった。( B  )現代の相撲はエンターテイメントの側面も強い。( C )「女人禁制」にこだわることはバランスを欠く。それゆえもはや女性が土俵に上がることを禁止することは時代遅れだ。

 

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【現代文ができないと、確実に「損」をする】

→言葉の使い方を間違えるとそれがコミュニケーションの障害になり、延いては人格まで疑われかねない(笑)言葉で失敗したり、重要な情報を逃がさないようにしないと長い目で見れば人生の中で相当の損を蒙ることになる。

 

A(こんな案内、目上の人に送ったら、殺されるよ(笑))

 

(枯れ木も山に風情を添えるのに役立つ意から)つまらないものでも、ないよりはましであることのたとえ。

 

B「覚束ない」は形容詞。「おぼつく」という動詞に「ない」をつけた表現ではない!!なので「合格はおぼつきません」ではなく「合格にはおぼつかない」とすべし。

 

C「気の置けない」・・・遠慮したり気をつかったりする必要がなく親密な関係であるさま・・・なので今回の「怖くて近寄りがたい」という意味での使用はNG。

 

「頭をかしげたくなる」・・・かしげるのは「頭」ではなく「首」。「首をかしげる」が正解。かしげるは「傾げる」と書く。

 

単なる言い間違い、書き間違いで済まない場面が、受験だけでなく人生の色々な場面にもいっぱい!!気を付けよう(笑)

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