(名古屋校の皆さん、お待たせしてすみませんでした・・・(~_~;))
「本質的に医療行為は危険なものである」という「社会的コンセンサス」がないために、日本は、その「安全対策と責任追及」を医療関係者だけに押しつけてきた結果、医療従事者は医療現場から「サボタージュ」し始めた。これが「医療崩壊」の一因となっているのは間違いない。
㊟「~という語句を使って書け」という場合は、指定語句に「 」を付けるようにしよう。
㊟日本の勤務医は、医療訴訟などのハイリスクと現場における患者(あるいはその意識)との齟齬(食い違い・摩擦)が加わり、患者やその声を無闇に増幅したメディアからの理不尽とも言える攻撃を受け、人間としての誇りと士気を失い、楽で安全で収人の多い開業医へシフトし始めた。これを「立ち去り型サボタージュ」あるいは逃散という(「医療崩壊―『立ち去り型サボタージュ』とは何か」小松秀樹著 朝日新聞社刊)。