2014/2015冬期直前講習会『青木邦容のセンター現代文直前総整理』マッハチェック!!

【第1問】大澤真幸『電子メディア論』

問1 【青木方式㉕】でどんどんマーク!!

問2 傍線部Aを【青木方式㉒】でスルー⇒17~18行目「ともあれ~示しているだろう」に到達⇒③⑤にしぼられる⇒25~26行目「この研究~教えてくれる」に到達⇒⑤の「感受性をむしばまれ」は明らかにアウト⇒愛国心が高揚しているのだから感受性がむしばまれていることはない。

問3 傍線部B分析「宇宙戦争に挿入された臨時ニュースが事実として受け取られたことは、荘子の『胡蝶の夢』を想起させる」⇒理由を考えてみる⇒想起させるのは「似ているから」⇒どこが似ているのか⇒37~40行目「目下のわれわれの~ことからくる」⇒図A参照

無題

ここから【青木方式㉒】あるいは【青木方式㉞】でコアを取る⇒「夢(虚構)の中の夢(虚構)が現実に思われている」⇒⑤

問4 【青木方式㉗】で一文に⇒一文の中の「キャントリルの事例が示唆している」に注目すると、ここが問3で見た内容と同じことを言っていることが分かる⇒「偶有的な他者として機能する」がわからない場合⇒【青木方式㉒】から49行目の「この根本的に偶有的な他者」に注目し、その前後の内容から推測するor46行目の「一瞬露呈しかかった偶有的な出来事」もヒント⇒一瞬露呈「しかかった」ということは、結局は露呈しなかったということ⇒一瞬現実だと思われた臨時ニュースは、実はそうではないと(結局は)認識されたーという構造から「偶有的」とは、火星人侵入のニュースのように、現実的ではない情報を流す可能性があるにも関わらず、人々は(キャントリルの例で見たように)それに気付かないということ⇒ところがその点を隠蔽しているので⇒現実の一貫性が保たれているのだ⇒このアウトライン(【青木方式㉞】)に合うのは①しかない。

問5 難問は【青木方式㉟】で先に選択肢の構造や内容をチェック⇒火星人襲来のニュースの例とケイト・スミスの例が「結び付けて」(71行目)考えられる、その内容を説明すれば良いことがわかる⇒55~61行目当たりが傍線部対応ということがわかる⇒ケイト・スミスが「ごく平凡な人」という思い込み⇒彼女と対話している錯覚⇒ケイトの献身は、他の聴取者達の献身への想像につながり、その結果「自分も国債を買わねば」という考えを持つようになる⇒ケイト・スミスという「超越的他者」(送り手)の「偶有性」(嘘)が隠蔽=欠落しているゆえにケイトは「普通の他者」と思われた⇒これは臨時ニュースの「虚構性」が隠蔽されて真実だと思われた構造と同じだ⇒ここから③が選べる。

 

問6 【青木方式㊳】から始まり方、終わり方が対応しているのは①しかない。

【この問題から学んだ教訓!!】

①時間制限を守ろう!!つまりいつも通りやれ!!

②読解手順を守ろう!!本番だけ特別なことをするな!!

③【青木方式⑩】と【青木方式㉒】を常に意識せよ!!その場で解けなくても焦るな!!

④一文で考え、同じ内容のものを探すか、因果関係が前後にないか常にチェック!!

⑤傍線部の直後に指示語があれば、すかさずその下に続く内容をチェック!!(【青木方式㉘】)

⑥コアやアウトラインがイメージできない設問は、どこからヒントを得れば良いか、先に【青木方式㉟】 で選択肢をチェック!!

⑦それでもヒントが得られない場合は、【青木方式⑩】及び【青木方式㉒】でチェックした、他の箇所や他の設問から「今、何の話を、筆者は重視しているのか」から選択肢を絞り込む!!ダメな選択肢は【青木方式㊱】で消去していく!!

 

【第3問】脇 明子『魔法ファンタジーの世界』

問1 【青木方式㉕】でどんどんマーク!!

問2 傍線部Aを【青木方式㉗】で一文にして考えるとー「本を読む」ということの意味を考えるために「そんなことをやってみた」結果が傍線部Aだとわかる(【青木方式㉙】因果関係パターン)⇒「そんなこと」とは「時間をかけて物語の世界を体感しようと試み」ること⇒つまり今まではそういう読み方はしていなかった⇒コアの一つ⇒これまでは「筋を追う」だけの読み方⇒コアの一つ⇒傍線部を一文にして考えると、その一文が17行目「それに加えて、今回気がついた~ありがたさだ」の箇所につながることがわかる(【青木方式㉒】)⇒ありがたいと思うから、今までそういう体感をしてこない読み方をしていたことにもったいなさを感じているわけだ⇒これらのコアを持っているのは④だけ。

問3 傍線部Bはも一文で考える⇒アニメやゲームの領域からは、「宇宙の中で拘束を受けながら生きている人間の条件」について考えさせられる内容が欠落している⇒またその一文の直後に【青木方式㉘】適用の指示語があるので、その下をチェック⇒「社会全体の病理」に着目⇒これらを【青木方式㉒】でつなげる⇒56行目「殺傷場面やグロテスクな場面も比較的平然と読んでいられる」62~63行目「読者もまた無神経になるか~ないのだ」64~65「それらが『具体性の世界』から遊離してしまおうとしているからだ」=(特に5段落にあったようなことにはならず=五感が使えず、現実の世界への愛着もわかない)⇒①が合致する⇒③はよさげだが「ただひたすら人間がそこで楽しみを得られるような工夫が盛り込まれている」が、56行目「殺傷場面やグロテスクな場面も比較的平然と読んでいられる」に合わない。

問4 傍線部Cで問われている「つながり」は、【青木方式㉒】から69~72行目「神話が~ないだろうか」を読めばわかる⇒要は魔法などで一時的に外れても、死などの「人間の受けている拘束」を結局は受け入れなければならないという例を選べば良い⇒④しかない⇒死神との約束で自分の死のタイミングを知るという「魔法のような」力を授かったが、結局は不摂生がたたり死んでしまうという話が、まさにぴったり。

 

問5 傍線部Dを【青木方式㉒】でつなげると、79~80行目「あらためて~ないだろうか」に注目できる⇒⑤しかない。

 

問6 (ⅰ)【青木方式㊳】から① (ⅱ)②