2014第2学期『現代文読解』第12講丸田一『「場所」論 ウェブのリアリズム、地域のロマンチシズム」設問解答用イメージチャート&漢字解答&記述解答&復習問題

【設問解答用のイメージチャート(要約代わりに参照のこと)】 2014年12月08日19時35分15秒_ページ_1

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【問1】ア示唆 イ融合 ウ端末 エ匹敵 オ透明

 

【問2】15行目~24行目(イメージチャートも参照)

【問3】29行目~36行目(イメージチャートも参照)

【問4】「まったく同じ~ことは多い」(29行目~36行目)+「このように~主張される・・・」(38行目~40行目)+「というのも~からである」(63行目~65行目)(イメージチャートも参照)

【問5】63行目~71行目+「Everything~つつある」(80行目~82行目)(イメージチャートも参照)

【問6】問4、5でも「インターネット」の登場や普及によってどのような「変化」があったかを聞いていたが、ここでは変化した「メディア」の人間に対する「働き」≑「影響」を聞いている。いずれにしても、「変化」を聞いているので「befiore」→「after」のコントラストをはっきり表現しなければならない。

 

(従来のメディア-before)107行目「既存のメディアは利用者の道具」→どんな道具?→41行目「人間が身体的に世界とかかわる方法」≑40行目「メディアは人間の感覚器官、あるいは肉体機能の拡大された延長」

 

(インターネット-after)そもそもインターネットは「文字や活版印刷などの既存のメディアが持ち得なかった次元の異なる形式がある」(105~106行目)=「空間」という形式(106行目)→それが人間に対してどのような働きをするか(≑役に立つか)→「既存のメディアは利用者の道具であり、活動場所にはなりえなかったが、インターネットは利用者にとって、道具(手段)を超えた居場所であり、すべての人間の活動空間になっている」(107~109行目)=(114~115行目)「インターネットは主体の身体を拡張させるというよりも、主体を支える新しい空間と」なる。

 

【解答例】従来のメディアは、人間の感覚や肉体を拡張した道具だったが、インターネットは人間の活動空間になった。

 

 

【復習問題】本文中の「エンコード/デコード・モデル」(15行目)の説明として適当なものを、次の中①~④の中から一つ選べ。

①送信者は、自分の頭の中の思考内容を、そっくりそのまま取り出して、手に取る形で受信者に見せるが、おsれを受信者は恣意的に解釈する。

②送信者は、伝達内容を何らかの形や姿を持ったものに変換し、共通の了解に基づいた決まりに従って、受信者はそれを解読する。

③送信者は、文法と辞書を意識的に用いながら伝達内容をメッセージ化するが、受信者は、それ自らの解釈によって解読し、送信者の意図以上の意味を読み取る。

④送信者は何らかの手段を使って自分の伝達内容をメッセージにし、相手に伝えようとするが、受信者にそれがそのまま届くとは限らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】②(問2のイメージチャートを参照すれば分かる。ちなみに②の選択肢の「共通の了解に基づいた決まり」のことを「コード」と呼ぶ(「青木の現代文『単語の王様』」(代々木ライブラリー)の51㌻参照。)