2013冬期Ⅰ期『青木邦容のハイレベル現代文』第1講矢萩喜従郎『平面 空間 身体』復習教材

問題 次の文章=要約の空欄に当てはまる表現をテキスト本文中から抜き出して書け。

様々な状況、状態で感じる不快な感覚を分析してみると、それは痛みにも似た感覚であり、それを「( 1 )」とした。一列になって並んだ人は、自分が両側にいる人達との間隔を推し測りながら、その間隔を決定しているが、両側の人達も同じ行為を( 2 )に行うことによって、お互いが均等の距離をもって並ぼうとする。そこでは、自分自身の身体が通常意識されず、他人の身体や物が存在することによって生じた( 3 )であるという意味で、意識する主体とは透明な状態であると言える。その透明な状態にある自身の身体が、隙間や空間を変化させた時に、隙間や空気の粒子の変化に反応し、障りの感覚を感じることになる。つまり両側の隙間が均等であれば障りの感覚は感じないが、視覚的にそうした距離が取れない状態になると、その感覚に( 4 )なども反応し、障りの感覚が生じる。障りの感覚が、( 5 )由来のものであるのは、日常生活における先端恐怖症の例を見ても明らかであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《解答》

1障りの感覚

2連鎖的

3隙間や空間

4皮膚感覚

5視覚